かつては事務職を中心に転職していました。
過去に経験した仕事は事務職が中心でした。ふり返れば、観光土産の卸や自然食品の卸、中央卸売市場の野菜卸、運送会社などの事務職を経験してきましたね。若い頃は他の会社にも興味がありましたし、その反面「自分は事務しかできない」と思っていたので事務職にこだわっていたんです。自分にとって接客業は難しく感じていましたが、たまたま新しい仕事探しをしていた時に携帯電話ショップの受付の仕事を見つけ、「接客とはいえ、受付ならできるかな?」という気持ちで挑戦。運良く働けることになりました。当時の携帯電話会社は携帯を一般に普及させる時代で、働く環境や条件面も良かったのですが、会社組織の吸収合併などで体制が変わったこともあり、ふたたび転職して事務の仕事に戻りました。特に資格を持っているわけではありませんが、データ入力などの事務仕事が好きなんです。事務といっても会社によってやり方はさまざまでした。電話を取ったり、発注・受注の作業などにあまり違いはないのですが、入力作業はそれぞれの会社が独自のシステムを持っているものなので、その都度、会社のやり方を覚えながらやってきました。
事務の求人が少なくなり、初めて派遣会社に登録。
最初は自分で会社の求人を探して直接応募していたのですが、3社くらい転職した後だったでしょうか。派遣会社に登録することにしたんです。当時は事務の求人を探しても、事務職の募集自体が減り始めていた時期でした。知り合いから「派遣会社という案もあるよ」と教えてもらって登録することにしたんです。その後は派遣会社からの紹介で、事務の仕事や大型家具店のコールセンターの仕事もしました。通信販売の注文を電話で受けたり、ネットショップの注文を受けたりするコールセンターの仕事は初めての経験でしたね。結婚を機にその仕事を辞めて子育て中心の生活を送っていましたが、子どもが幼稚園年中の時に「そろそろ働こうかな」と思い、再び派遣会社に登録しました。主人が理容院を営む自営業だったこともあり、将来に備えて私も収入があった方が良いだろうと考えたんです。子どもが成長して少しずつ手が離れてきたこと、幼稚園から帰ってきた子どもを自営業の主人に預けられる環境でもありましたから、5年間ほどの仕事のブランクを経て「幼稚園に行っている時間だけ働こう!」と決めました。
「子どものことを話したい!」そんな思いも出てきました。
仕事復帰は、登録した派遣会社から紹介していただいた、電気ケーブルなどを扱う会社の事務職でした。週4日間10:00〜16:00の時間帯で去年の4月まで働いていたんです。4年間ほど働いた頃、先輩の定年退職もあって時短勤務からフルタイム勤務への移行を打診されましたが、「時短」と決めていたこともあって退職することにしました。思えば独身時代と今を比べて、仕事探しの条件でもっとも変化したのは「時間」です。以前はフルタイムで働いていましたが、今は子どもが帰宅する時間や家事の時間をふまえて、15時30分から16時までに終えられる仕事を希望するようになりました。その代わり、事務職へのこだわりがあった以前と比べ、今は「接客は無理!」という気持ちがありません。独身時代はお客様や同僚と話したり、人と関わりたいと思わなかったのですが、今は「誰かと関わりを持ちたい」「思いを共有したい」という気持ちになったんです。「子どもの話を誰かと共有したい」と思うようになったことが大きいかもしれません。そんなこともあって、カフェなどの求人も気になるようになりました。派遣会社からの紹介で仕事している時期は、履歴書を書く必要がなかったので、自分で応募するために履歴書を書くこと自体がかなり久しぶり。「なんだか、以前よりも自分で応募して面接していただくまでのハードルが高くなってしまったな〜」と感じています。どうしようかと考えているうちに、その募集がなくなっているという繰り返し。ですから自分の経歴を整理して行動を起こすためにも、手始めに『しゅふきた』のサイトに登録して履歴書フォームに書きこんだところです。とにかく今は情報収集をして、「いいな」と思える仕事を見つけたいです。