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私のシゴト探しSTORY 主婦の仕事探しにまつわるさまざまなストーリーをご紹介。私のシゴト探しSTORY【長谷川さんの場合】

2021年4月5日 公開

インタビューしたのは/長谷川奈緒美さん(43歳)
ご主人と中学3年の娘さん、小学校5年の息子さんの4人暮らし。独身時代は金融関係の仕事に就き、結婚を機に退職。ご主人の転勤によって住まいを移しながら、約9年間はふたりのお子さんの子育てに専念する。息子さんが幼稚園に入園するタイミングで仕事復帰し、モーニングの準備をする飲食店の仕事や郵便局の仕分け業務に挑戦。その後の引っ越し先でもたまたま郵便局の求人を見つけ、結果3つの局を経験した。もう少しで契約期間が終わるので、ただいま仕事を探し中。

今は家庭を優先して時短勤務で働いているけれど、もう少ししたら自分主体で仕事探しをするつもり。

転勤先の見知らぬ土地で、新たなつながりを得たかったことが仕事探しのきっかけ。
短大を卒業後、独身時代は金融機関で働いていました。結婚を機に退職して20代後半に長女、30代前半に長男を出産。しばらく子育てに専念していたんです。仕事に復帰したのは、下の息子が幼稚園に入るタイミングでした。長女が生まれた後に「働こうかな?」と思ったこともありましたが、主人の仕事の関係で3〜5年おきに転勤があることも考えて、9年間ほど仕事から離れていたんです。子どもたちに何かあっても、主人の仕事柄、急なお休みを取ってもらうことができなかったり、いざという時に頼れる人が近くにいなかったりという事情もありました。なによりそんな状況の中、家事と仕事を両立するキャパシティが自分にあるかどうかも不安で、その頃は一歩踏み出す勇気が出ませんでした。でも転勤によって見知らぬ土地で暮らし始めると、子どもを通して知り合うママ友はできても、私自身の友達を作ることが難しいことに気がついて。「自分なりのつながりを持ちたい」と思うようになり、子どもたちが家にいない時間帯だけ働くことに決めました。そんな時にたまたま見つけたのが、朝6時から10時まで飲食店でモーニングの準備をするお仕事でした。朝早くから働いて、帰宅後に家事を片付けた頃に子どもをお迎えにいくという生活は、まさに隙間時間に働けるのでとても条件が良かったのですが、続けるうちにだんだん疲れがたまってきてしまい…。とはいえ、外で働くようになってなんだか気分は良かったんです。残念ながら体力が持たずに辞めたのですが、子育てしていても自分ができる範囲で働きたいなと思う最初の一歩になりました。
勇気を出して働き始めたら、知らない土地でも仕事を通して友達ができました。
次に関東圏の郵便局で郵送物を仕分ける仕事に就いたのですが、その後の転勤で暮らした苫小牧や札幌でも、たまたま郵便局の仕事を見つけることができました。私は車の運転ができないので、公共交通機関や徒歩で行ける範囲の職場が希望でしたし、さらに都合の良い時間帯で働ける郵便局の仕事が見つけられたのは運が良かったと思います。自分の中に「お母さん」以外の時間ができたこと、友達ができたことも働くようになって得られたことだと感じます。表に出るより裏方が好きですし、金融の仕事にも通じているのでしょうか、ルールに沿って郵便物を仕分けていくような作業が合っているのかもしれません。もちろん新しい職場に入ったばかりの頃は、ちょっとした事で不安になって、「辞めたい…」と思うこともあります。でも、同僚のみなさんと親しくなれば職場のコミュニケーションもうまく取れますから、仕事が楽しくなってくるんですよね。その分、せっかく職場に慣れて仕事が楽しくなってきた頃に転勤が決まって退職するのは残念な面もあります。ただ私自身は、家庭のことも含めて転勤族で嫌だと思ったことはひとつもないんですね。我が家は家族みんなで暮らすことを優先したので、転勤の度に全員で引っ越してきました。私ひとりで、子ども達の反抗期を穏便に過ごせるかどうか不安だったことも理由のひとつ。幸い私は職場環境に恵まれましたが、仮に仕事や人間関係で悩んだとしても、数年おきの転勤があれば気持ちのリセットができそうです。考え方次第では、転勤族には「しがらみのなさ」というメリットもあるのかもしれません。
今までは転勤前提の働き方だったけれど、今後は長く働ける仕事に就きたい。
今は仕事の契約が終わるタイミングなので、新たに仕事探しをスタートしたばかり。仕事探しの立場になると、長いスパンで働きたい場合、転勤族は不利なのかなと思う面もあります。もうしばらくは家庭を優先したいので時短の仕事を探していますが、ふたりの子どもが大きくなってきたので、いつかはフルタイムの仕事も視野に入れたいと思うようになりました。子どもの受験などもありますけれど、お母さんとしてサポートできることって限られている気がするんです。子育てから手が離れたら自分主体で仕事探しをしようと思いますし、65歳まで続けるようなイメージで働きたくて。そんな風に考えるようになってからは、最初は時短でもいずれフルタイムで働けそうなパートの仕事が目についたり、パートと正社員の募集が同時に出ている求人情報を見ると「パートから社員登用もあるのかな?」「正社員になるチャンスもある会社なのかな?」と気になるようになりました。正社員として働きたいというより、フルタイムで働きたいという気持ちが強いんです。家庭と両立しながらフルタイムで働けたら、自分の自信にもなるかなって。子どもたちが高校生や大学生になったら転勤にともなう家族の形も、仕事の選び方も変化していく気がします。というわけで、仕事探しに向けて情報収集しながら動きだしたばかり。パートタイムとフルタイムの募集が出ていたので興味を持った、食品製造の会社に履歴書を送ってみたりしています。看護助手や介護の仕事なども気になっていますが、夜勤や体力面の不安もあったり…。でも、食わず嫌いというか、先入観で「無理!」と思っている部分もあると思うので、広い視野で情報収集してみようと思っているところなんです。

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