
▲鈴木さんが教室を開いている南区川沿のヨガ・ピラティススタジオ「MamiYoga」。南区川沿のビルの6階に位置し、窓からは藻岩山が一望できます。
ーそんな中でヨガを始めたきっかけは?
実は若い頃から趣味でヨガをやっていたんです。でも、育児に専念するようになってからは多忙な日々で離れてしまって…。そんな中、育児とリハビリのサポートなどで心身ともに疲れを感じるようになり、自分自身のケアの必要性を感じました。
そこで思い出したのがヨガでした。家でも簡単にできるので、子どもが寝た後の10分、15分だけでもやってみると、体も気持ちよくなるし、心も少し上向きになってきたんです。
ー自分の時間、大切ですよね
そうですね。こんな大変な経験をしているのは自分だけじゃない。そう気付いてからは、この魅力をたくさんの女性たちに伝えたいという思いが芽生えたんです。それで9年ほど前、長男が3歳の頃に母と妹に子どもの面倒を見てもらいながら、養成講座に通うことにしました。正直、何かをはじめるにはまだまだ大変な時期で、周囲からは「なんでこのタイミングで?」と言われました。今考えると、当たり前なんですけど、でも当時は「絶対にやらなきゃいけない」という強い思いに突き動かされたんですよね。
ー周りの人を頼れるようになったことも大きいのでしょうか?
母や妹やもちろん、デイサービスやガイドヘルパーなど、サポートしてくれる機関や制度があることを知って活用するようになってからは、少し気がラクになりましたね。振り返ってみても、小さい頃は先が見通せず、一番大変だったように思います。子育てって、先が見えなくて怖いんですよね。