ーまずは「Acoco」について教えてください
1階がコワーキングスペースと子ども用品のレンタル・リサイクルショップ、2階がキッズパークになっているお店です。同時に北海道で活動する女性が集まるコミュニティ「Aco'sbase(アコズベース)」の活動場所としても機能していて、現在約50名の方が登録してくれています。月1度はイベントを開催して、7月には約70店舗が集まる大規模マルシェの主催も予定しています。
ーそもそも起業の理由が育児で苦労されたからとお聞きしました
そうなんです。長男を出産したのは2021年3月、コロナ禍の真っ只中でした。子育てサロンや子どものイベントなど外に出る機会が全くなく、ずーっと家にいるような状態になって…。私はもともと高卒から13年働き続けてきたので、出産を機にはじめて社会から離れてしまったんです。
ーそうだったんですね
生後2ヶ月くらいでピークを迎えて、爆発したというか、唯一の話し相手だった夫にあたるようになってしまって、これはダメだなって(笑)。
どうにか遊びに行ける場所がないか調べたら、そもそも札幌にあまり遊び場がないことに気付きました。また子ども用品を買うにも意外とお金がかかるのに、子ども用品専門のリサイクルショップも札幌に少ない。それで、「遊びと子どもの買い物を一挙にできる場があったらいいな」と思ったのが全てのはじまりでした。で、「無いなら作っちゃえ」と(笑)。
ー勢いですね(笑)
ほとんど勢いですね(笑)。ただ行動に移すまでは少し時間がかかりました。