
▲「EN TIMe」中心メンバーの奈々葉さん、小野あずみさん、木村愛里さん(ご提供写真)
ー「ENTIMe」の立ち上げについて教えてください
中心メンバーは子役から活躍している俳優の奈々葉ちゃん、タレントの木村愛里ちゃんと私の3人。実はみんな「劇団フルーツバスケット」の出身で、今はみんなママということもあって仲良しだったんです。で、ある日にご飯を食べながらイギリスの「パントマイム」というショーの話をしていたら、そのまま「みんなで作ろうよ!」と盛り上がって。2024年の1月のこと。それからはビックリするほどの勢いで動き出していきました。
ーパントマイムって、大道芸のですか?
…をイメージされる方が多いと思いますが、イギリスでは流行の歌やダンスが盛り込まれたミュージカルで、家族で楽しめる気軽なエンタメとして親しまれている存在なんです。一方の日本では演劇やミュージカルって、ちょっとハードルが高いものですよね。子連れだと「泣いたらどうしよう」「走り回っちゃったら…」と心配になるじゃないですか。だから、泣いてもオーケー、走ってもオーケー、かつ大人も時間を忘れて楽しめる。そんな舞台を作って、「ミュージカル」という最高のエンタメを日本でも広めたいと思ったんです。
ー今回が初公演だったんですね
初の初です。だから意気込んだはいいけど、衣装はどうする、舞台監督さんはどうする、照明も音響はどうする…と、全部ゼロからのスタート(笑)。しかも、みんなママなので両立も大変。後ろ髪を引かれながら準備に奔走する日々でした。
ー公演の反響はいかがでしたか
1日3公演で、用意したチケット各350枚が全て完売、お客さんは合計1000人を超えました!
ースゴイ!
札幌でチケットを完売させるのは難しいというお声もありましたが、本当に賛同してくれた皆さんが多くて。「赤ちゃんが泣いてもOK」で「大人も楽しめるショー」という目標も達成できましたし、「ミュージカルは苦手」という人や、「劇場に行ったことがない」人たちもすごく多かったことが嬉しいです。さらに皆さんの期待に応えるべく、来年の開催に向けて今から準備を進めているところです!