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○○ママの好きなこと・大切なこと 早起きと習慣の力!失敗をきっかけに見つけた自分の道丨宮武貴美子さん

2026年8月7日 公開

早起き塾「hayaokids」主宰
合同会社equal
宮武貴美子さん

2025年に会社員から起業家へと転身し、親子向けの「早起き塾」や大筆書道体験、小中学生向けのキャリア教育など、複数の事業を同時に展開している宮武貴美子さん。中学3年生の息子と、小学5年生の娘を育てながら、失敗を重ねてもなお挑戦を止めないパワフルな日々を送っています。起業のきっかけから子育てで感じてきたこと、これからの展望まで、じっくりお話を伺いました。

Contents

1.会社員歴30年からの起業!
2.興味があることは全部トライ!
3.自分は「ザ・先回りママ」
4.子育ても自分も、限られた時間を大切に!

会社員歴30年からの起業!

ー起業するまではずっと同じ会社に勤めていらっしゃったとか
そうなんです。20歳の頃から30年ほど求人系の会社に勤めてました。もともと10代の頃は音響・舞台関係の仕事に興味があったんですけど、一旦は短大へ進学、途中で四年制大学に進もうと思ってお金を貯めるのにアルバイトをしていたら、その会社でいつの間にか正社員になってた、みたいな感じでした(笑)。

ー起業を決めたきっかけは何だったんですか
会社員が嫌だったわけではなくて、1つは挑戦したいことが見つかったこと。それまで流れに身を任せていたので、受験勉強も上京もしていない、大きな自己決定をしないまま社会人のレールに乗っちゃった感じがひっかかっていて。もう1つ決定的な出来事があって…同い年のいとこが病気で旅立ってしまったんです。数週間前に会ったときは、元気で「またね」と手をふっていたのに。

ーそれは人生を考えてしまいますよね…
はい。同じ年のいとこが静かに横たわっているのを見て、命の儚さをまざまざと感じまして。1秒も無駄にできないなと。いま「この瞬間」の尊さについて理解したんです。

▲SNSでは本来の「自分らしさ」を取り戻し、ありたい自分で生きるための「10分整い習慣」を発信しています

興味があることは全部トライ!

▲ご自身の書道経験やヨガ講師、一時期に取り組んでいた抹茶ラテを掛け合わせた日本文化体験アクティビティです。

ー今はどんなお仕事をされているんですか
特定の事業ひとつではなくて早起き塾や地域ヨガ教室、インバウンド向け大筆書道体験、キャリア教育授業、フォトブックの撮影・デザイン、HP制作、芸能活動などを同時並行で進めています。2025年に起業してから色々とチャレンジして少しずつ形にしてきました。あ、あと仕事ではありませんが「劇団フルーツバスケット」にも娘と一緒に所属し、年末のミュージカルや歌のライブに出演しています。音響・舞台が昔から好きだったので夢がひとつ叶いました。

ーまずは「早起き塾」から
「hayaokids」の名で、親子向けヨガをライブ配信しています。私自身がヨガの資格を取るときに毎朝6時から受講していて、心と体がすごく整った経験があって、その経験をもっとたくさんの人に届けたいと思いました。ヨガに加えて英語のワンフレーズやミュージカルの発声練習なども取り入れて、親子で楽しめる内容にしてます。時間も1回10分から20分くらいで気軽にできる内容。早起き習慣やヨガで、体幹や集中力・自律力を磨き、みんながより生きやすく「自分らしい人生」を送れたら、という思いで取り組んでいます。

ー大筆書道の体験というのは?
大きな筆で書くパフォーマンス書道とヨガや抹茶を組み合わせた、観光客向けの日本文化体験アクティビティです。コロナ禍前にインバウンドの方との交流プログラムや、抹茶ラテのキッチンカーを展開した経験があって、こういう文化体験のニーズがあるなと感じたんです。

ーあとは、キャリア教育ですね
これも立ち上げたばかりですが、前職時代の経験を活かした事業で、エンタメの要素を交えたキャリア教育の授業です。以前のキャリア教育は「どの大学に行きたいか」「何の職業に就きたいか」をはじめに考えていましたが、まずは「どんな暮らしをしたいか」を想像するところからはじめて、暮らしとお金のリアルを知り、自分の「好き・得意・苦手・嫌い」を絡めて将来を一緒に考えよう…というあり方です。

ー事業の幅が広すぎますね(笑)
昔から落ち着きがなく興味があることは全部やりたいタイプで。起業してからは、さらにタガが外れてしまいました(笑)。「収益化できているモノ」を大切にしながら「事業の柱に育てるのは?」「ライフワークでも良いモノは?」と優先順位をしっかりつけて、誰かの困り事を解決するお手伝いが、事業として成り立てばと思っています。

▲オンラインで取り組む大人&子ども向け「整い習慣 ゆるヨガ」のほか、スタジオや公園などリアルな場にも活動が広がっています(ご提供写真)

自分は「ザ・先回りママ」

ーお子さんについて教えてください。子育てで一番苦労した時期はいつでしたか?
いま長男が中学3年生、長女が小学5年生なんですけど…娘が小学1年生のころが一番大変でしたね。前向きなのは素敵なのですが、ずっと挙手をしていたり、人にぶつかってしまうこともよくあって、小学校からしょっちゅう電話がかかってきました。今思えば私とソックリですけどね(笑)。あとは2人とも、習い事が多すぎて後悔していることも…。

ー習い事ですか?
バレエ、ヴァイオリン、ピアノ、テニス、水泳、書道、英語、暗算教室…と、文字にすると身の丈に合わない贅沢(笑)。一時期は増やしすぎて、毎日ダブルヘッダーのような状態になってしまって。色々な世界にふれたことは良い面もあると思いますが、習い事を与えすぎたせいでどれも「当たり前」の存在になってしまい、取り組む姿勢も軽いアクティビティ程度。「熱中」とはほど遠い状態になってしまって…。

ーどうしてそんなに…?
「ザ・先回りママ」の典型的な失敗例です(笑)。長男に対しては「可能性を広げてあげたい」という気持ちがあったんですよね。上の子での反省から長女には習い事を控えめにするつもりでしたが「字を書くのが苦手だから書道を」「集中力をつけるため暗算教室を」と課題に合わせてるうちにどんどん増えていってしまい。今は「響くものだけに尽くす」「命を燃やす」感覚を大切に「本当に熱中できるもの」に絞っているところです。

▲昨年末に行われた、劇団フルーツバスケット第32回オリジナルミュージカル公演『人魚姫ー泡沫《うたかた》の龍宮城ー』(札幌市教育文化会館)の楽屋にて(ご提供写真)

子育ても自分も、限られた時間を大切に!

▲中学3年生と「広告から見る未来」について考え、意見を交わしたキャリア教育授業(ご提供写真)

ー今後はどのような事業展開を考えていますか
まずは早起き塾、大筆書道体験、そしてキャリア教育の3つを深めていきます。実は前職の社長に退職前いただいた言葉があって「やりたいことが沢山あっても、年を取ると誰でも集中力が続かなくなるものだから、ひとつずつね」と。その言葉の重みを今まさに実感していて、時間も情熱も有限だという事をしっかり捉え直さなきゃなって。上記3つは「ヨガ・エンタメ・自律」と共通要素が多く、相乗効果で一緒に深められるからこそ、この3つの軸にしっかり集中して磨き上げ、必要としている方に届けていきたいです。

ーすごく前向きな姿勢ですね
思い込みの力と好奇心だけはたっぷりあるので(笑)。みんなが自分らしく穏やかに過ごせるように、そっと寄り添うガイドを目指しています。

ー先輩ママとして、新米ママにメッセージをお願いします
そうですね…「いまここ、この瞬間を最大限に楽しんで欲しい」ですかね。ついこの間、中学受験に挑んだ長男が来春にはもう卒業です。時間はあっという間という言葉が、身に沁みて分かってきました。あとは「先回りにご用心」ですね。私は子どもが「アイスを食べたい」という前に与えてしまうような育児をしてきましたから。今なら本人が本当に望んでから渡すと思います。

ー子どもの自主性を重んじると
失敗する機会や、出会う機会、自分で選んだ実感を奪うことの怖さに気づきましたので。本当に大切に育みたいなら、親が道を作って与えるのではなく「望んだときに渡す、見守るママ」であることが大切だと実感しているところです。

ーありがとうございました!

▲「魔法使いガイド」の世界観で届ける、エンタメ×学びの体験型キャリア教育授業。たくさんの方との出会いを楽しみにしているそうです。

早起き塾「hayaokids」主宰
合同会社equal
宮武貴美子さん

Instagram:@hayaokids
Webサイト:hayaokids.com
youtube:youtube.com/@hayaokids