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○○ママの好きなこと・大切なこと 「家族の時間」のために選んだ独立の道。挑戦し続ける32歳2児のパパ|すなおさん

2026年8月28日 公開

2児のパパ
ガジェット系インフルエンサー
すなおさん

5歳男の子と1歳女の子の2児のパパで、カメラやPCなどのガジェット情報を発信しているインフルエンサーのすなおさん(@simple_suna)。有名メーカーとのコラボや、仲間3人での会社設立など、多方面で活躍しています。かつては仕事に全力を注ぐ日々を送っていたすなおさんが、脱サラを決意したきっかけは、「家族との時間を優先したい」という思いでした。仕事と育児の両立、家族との向き合い方、そしてカメラが暮らしにもたらしてくれたものについて、たっぷりお話を伺いました。

Contents

1.「これって無限ループ?」かのような銀行員時代。
2.「鍵っ子」だった自分と同じ思いを、子どもにさせたくない。
3.多忙な中での育児の両立と、フリーならではの魅力。
4.カメラは、何気ない日々を愛おしい存在に変えてくれる。

「これって無限ループ?」かのような銀行員時代。

ーまずは、これまでの道のりについて教えて下さい。小さい時はどんな仕事をしたいと思っていたんですか?
テレビっ子だったので、小さい頃から目立つお仕事に憧れはありましたね。でもまあ現実的じゃないと分かってからは先生を目指そうと、教職課程のある北海学園大の法学部に進学しました。ところが当時自分が一番力を入れていたバドミントン部の活動と、教員免許に必須の実習の時間が完全に被ってしまって…。悩んだ末に部活のほうを選び、教職を諦めて銀行員に就職したんです。

ーこれまた意外な経歴ですね
公務員か銀行員かの二択で悩んだんですが、民間企業のほうが仕事の視野が広がると思って。ただあんまり長続きしませんでした。法人営業としてある地域に配属されたんですけど、仕事は慣れないですし、毎日のように飲み会があって、無限ループしているのかと思いました(笑)

ー辞めるきっかけとなった出来事があったんですか?
仕事に少し余裕ができてきたあたりで、地域の小中学生にバドミントンを教えるボランティアを始めたんです。そしたら教員にならなくても教育に携わることはできるんだなと…と感じて、別な職業を模索するようになりました。3年目ぐらいの時に母親の病気が発覚したこともあって、親の近くに居たいと2018年に退職してUターンしました。

ーそれからお仕事は?
教育に関わる仕事がしたいと、地元の書店で営業として働くことにしました。書店と言っても本を一般に売るだけじゃなくて、高校や専門学校への教材の卸売りを中心に、進学相談会の開催や学校広報のコンサルティング的な事業も手掛けている会社で。出張がとにかく多かったですね(笑)。

▲Instagramではパパ目線でカメラ、PC、ヘッドホン等ガジェット情報を発信しています。フォロワー数は4.1万人(2026年8月末現在)を超えています。

「鍵っ子」だった自分と同じ思いを、子どもにさせたくない。

ー独立のきっかけは?
2020年に結婚して、妻が妊娠を迎えたんですけど、とにかく出張続きで残業も多く、家にいる時間が本当に取れなくて。最初は会社をめちゃくちゃ変えたんです。始業時間は9時からなのに、暗黙のルールで7時半出勤になっているとか、有休が使えないですとか、あとは上司より先に帰ってはダメですとか…。何度も怒られながら無視していたら、いつの間にみんなマネするようになって(笑)

ー反骨精神ですね
でも時間が取れない状況が続いたので、ゆくゆくは独立しようと決意しました。僕の両親は中学生のときに離婚しているんですけど、小さな頃は共働きのいわゆる「鍵っ子」で、平日に両親と何をしていたか、あまり記憶がなくて。それを嫌に思っていたはずなのに、自分も同じことをしてしまっているなと気づいてしまったんです。

ーなるほど
でも周囲の環境のせいにはしたくなくて。ここから脱するためには「自分で時間もお金も勝ち取れる生き方を目指すしかない!」と心に決めました。ちょうどコロナ禍で出張がなくなって、在宅でお腹の大きい妻を手伝いながら働ける時間ができたので、そこで本を読んだり発信を始めたりしていったんです。

ーどんな発信を
まず独立のために年間100冊以上のビジネス書や自己啓発書を読んで、そのアウトプットや元々好きだったガジェットの情報を発信していきました。Youtubeやブログ…と挑戦して、自分にピタッとハマったのがInstagramです。

ーカメラや動画はいつごろから
カメラはもともと大学時代から好きな趣味でしたが、映像をはじめたのは発信がきっかけでした。SNSだけでは安定した収益が難しいと感じて、カメラマンとして動いたり、撮影講座を開いたり。他にもガジェットブランドへ営業したり、SNS運用を任せてもらったり…、少しずつ広げていきました。あとは職場でも学校向けにコンテンツマーケティングを行う事業部を立ち上げています。「30歳までに月商100万円を3か月」と決めて、目標に向かって突き進む毎日でした。

▲2026年春には国内最大級のカメラ・映像機器の展覧会「CP+」に出演。夢の一つを叶えたそうです(Instagramより)

多忙な中での育児の両立と、フリーならではの魅力。

ー独立の準備期間は大変だったんじゃないですか
妻にはかなり負担をかけたと思います。夜中1時に寝て4時半に起きて、出社前にも作業して、帰宅後も子どもをお風呂に入れてからまた作業する…という生活を何年も続けていたので。それでも反対されたことは一度もなくて、ずっと応援してくれていました。かなり辛い時期でしたが、続けて行くうちに副業は本業の収入を上回るようになって、目標達成を経て独立したのが2024年の11月頃です。

ー育児にも積極的に関わっていたそうですね
はい、それは最初から決めてたんです。妻も働いていたので、できることはやろうと思っていましたし、育児も今しかできないことなので楽しまなきゃ損だなと思って。でも振り返ると何であんなことが出来てたんだろうと思いますよ(笑)。特に2人目が生まれたタイミングが一番しんどかったですね。娘が生まれたのが2024年の9月で、2か月後に脱サラを控えていたので独立の忙しさと重なってしまって。

ー独立後は変化がありましたか
自分で予定を組んで動かないといけない大変さはありましたけど、気持ちや時間に余裕が生まれました。特に娘は生まれつき体が弱くて、今も毎日薬を飲んでいたり、アレルギーがあったりして通院が多いので、会社を気にせず全部付き添えるようになったのは本当によかったなと思っています。

▲2025年には、Canonとフォトカルチャー雑誌「GENIC」の主催イベントでの講師を務めました(Instagramより)

カメラは、何気ない日々を愛おしい存在に変えてくれる。

ー今はどんなお仕事をされているんですか
個人ではインフルエンサーとして活動するほか、大手メーカーさんとのコラボで、パパやママ向けのショート動画講座を作ることもあります。「カメラに詳しく、育児世代で、SNS用の動画を作れる」という組み合わせが貴重らしくて、ありがたい事にたくさんのご相談をいただくんです。
あとは、グルメ系インフルエンサーのもっくん(@mokkun_sapporo)、パティシエでインテリア情報を発信しているmokkaさん(@mokka.house)と一緒に、「new-Tone」という会社を立ち上げて、道内企業向けのブランディングを行っています。

ー多彩なご活躍ですね。ちなみに普段はどんな写真を撮っているんですか
昔はガジェットの写真ばかり撮っていたんですけど、今はほとんど子どもの写真ですね。最近は目線で撮れるカメラ付きのスマートグラスにハマっていて、32歳の父親として今見ている景色、子どもが見ている景色を、そのままの視界で残せるのが気に入っています。子どもが大人になった時に見せてあげたいです。

ースマホではなくカメラで撮る魅力って何だと思いますか
「日常を非日常のように思い出せる」ところですね。スマホの写真を見返すと「こんなことあったね」で終わっちゃうことが多いんですけど、カメラで撮った写真や動画を見返すと、それ以上に感情が揺さぶられる。何気ない日々でも「特別だったんだ」と、日常への感謝が生まれると思っています。

ーこれからの目標は?
「北海道にクリエイターを増やす」こと。でも、ここで言う「クリエイター」とは、単に職業として映像制作を行う人のことではなくて「ちょっとしたコツを知ることで、ただの日常を特別な存在に変えられる人」を示しています。まずは身近な「我が子を撮影する」という体験からコツを掴んでもらえたら、そこから広がる世界があるはず。その方法を伝えるための活動をしていきたいです。

ー最後に、ママたちにメッセージをお願いします
パパの写真を撮ってあげてください(笑)

ーわかる気がします(笑)。ありがとうございました!

2児のパパ
ガジェット系インフルエンサー
すなおさん

Instagram:@simple_suna
new-Tone Webサイト:https://www.newtone-inc.jp/