まずは、どの会社でも提出を求められる基本的な書類6つを見ていきましょう。
◇扶養控除等申告書
「私には扶養している家族がいます」と会社に伝えるための書類で、毎月のお給料から天引きされる税金(所得税)の額を決めるために使われます。「扶養の範囲内」で働くなら特に大事!
<注意点>
□ 扶養家族がいない場合も提出が必要
□ 会社指定の用紙に記入・押印
◇年金手帳(または基礎年金番号通知書)
あなたの年金番号が書かれた手帳で、会社の社会保険(厚生年金)に加入する手続きに必要です。パートでも、働く時間や日数によっては社会保険に入ることがあります。
<注意点>
□ 前の職場で預けていた場合は、退職時に返してもらう
□ 紛失した場合は年金事務所で再発行可能
◇給与振込先届書
毎月のお給料が振り込まれる銀行口座の情報を会社に伝えるための書類です。通帳またはキャッシュカードを見ながら、金融機関名、支店名、口座番号を正確に記入します。
◇雇用保険被保険者証
以前のお仕事で雇用保険に入っていた証明書で、雇用保険の加入継続手続きに使います。退職時に前の職場から受け取る重要な書類です。
<注意点>
□ 紛失した場合はハローワークで再発行可能
□初めて働く方や期間が空いている場合は不要なことが多いので、確認が必要
◇源泉徴収票
同じ年内の転職の場合に求められる、前職での「お給料と税金のまとめ」です。新しい会社で年末調整をしてもらうために提出します。
<注意点>
□マイナンバーについては税金・健康保険等スムーズな手続きに会社では必要なものですが、提出方法並びに会社の保管方法・退職後の扱い等に疑問がある場合は会社に確認して下さい。
□年をまたいでの入社や、年内で初めて働く方は不要
◇健康保険被扶養者異動届
配偶者や子どもなど、扶養家族を会社の健康保険に入れるための書類です。扶養家族がいる方のみ提出で、会社指定の用紙に記入・押印します。