働く主婦のリアルボイス｜車内清掃【北海道ジェイ・アール運輸サポート株式会社】

2019年6月10日公開

インタビューしたのは／佐々木幸子さん（35歳）
ご主人と娘さん（小5）のほか、ご両親、弟さんと共に暮らす6人家族。2004年に日勤パートとして入社し、2012年に正社員に登用。現在は主任としてスタッフを束ねるほか、新人・若手の指導も担当。

平日の休みを利用してたまった用事は一気に片付け。働く女性に理解ある職場です！

JR北海道の列車の車内清掃をしています。
稲穂駅近くにあるJR北海道の車両基地で列車の車内清掃に携わっています。清掃は簡易的な日常清掃から月に一度の大掃除まで3種類の清掃があり、計画的に実施しています。日常清掃では座席や床、内窓、つり輪など、汚れやすい箇所を中心に行い、大掃除の時は天井蛍光灯も清掃します。基本的に女性スタッフは車内清掃を担当しますが、ベテランスタッフは外側からの窓清掃も行っています。
勤務は8時30分から17時10分までで、一日の作業スケジュールは班ごとに細かく決められています。例えば「10時に2番線に8両編成の車両が入ってきて、16時に出発するので、それまでに日常清掃を終わらせる」といった具合。一日の業務が書かれた指示書を各自が持ち、班単位で行動します。
清掃は基本的に2人ペアで行い、一日に担当するのは15両ほど。新人さんには先輩が丁寧に指導しますし、作業手順はマニュアルに細かく書かれているので、分からなくなったらすぐに確認できるので安心です。

入社してから産休取得。勤務歴は15年です。
もともとは、私の母がこの会社でパート勤務をしていたんです。JR北海道の関連業務で安定感のある職場ですから、母としては娘を早く入社させようと思っていたそうですが、私は高校卒業後は飲食店に勤務。ですが、しばらくしてそのお店が閉店になってしまい、改めて母の紹介でこちらに入社することになりました。仕事内容は母から詳しく聞いていましたし、幸い同じ歳の同期社員も居たので、特に不安はありませんでしたね。
最初は日勤パートで採用され、その後、嘱託社員に登用されました。結婚して、子どもが出来て、2009年から産休を取得。約1年間お休みをいただき、翌年、職場復帰をしました。私の家は両親が同居していますので、子どものお世話は両親にお願いしていました。
女性が多い職場なので、先輩ママさんにはよく子育てのことを相談していました。子どもが急に熱を出した時には快く早退させてくれたり、洋服のお下がりをもらったり、職場の仲間にはいろいろと助けられました。
勤務日はシフトで決まり、お休みは週に2日。平日が休みになることが多いのですが、家族が学校や仕事に行っている間、家事に集中できるのはメリットです。仕事がある日には手が回らない用事を一気に片付けています（笑）。

会社負担で資格取得。昇給＆昇格にもつながります！
この仕事の面白さは、自分のステップアップを実感できるところだと思います。1時間掛かっていた作業が50分でできるようになったり、細かい部分も見逃さずに掃除できるようになったり。自分の成長を感じられると嬉しくなりますね。
また、清掃の仕事はいろいろと「工夫のしがい」があり、手順を見直したり、洗剤を変えてみたり、道具を改善したりすることで、たちまち効率が上がります。一人の思いつきが、会社全体で共有されて、みんなの役に立つことも多く、チームに貢献できるのは喜びが大きいです。
この会社は個人のスキルアップを奨励していて、社内資格や公的資格の取得を積極的にサポートしてくれます。資格試験の費用は全額会社が負担です。自分がやってきたことが資格として形になるのは嬉しいですし、昇給や昇格に直結するのでモチベーションは高まります。清掃の知識は家事にも生かせますから、主婦のみなさんにはお勧めできる仕事だと思っています。

女性が長く活躍できる制度が充実しています。

ジェイ・アール運輸サポートでは、主に女性スタッフが車内清掃、男性スタッフが車体清掃や整備を担当しています。列車が行き交う車両基地での作業となるため、何より大切なのは安全の確保。そのため、入社後2日は研修期間とし、構内を移動する時のルールなどをしっかりと学んでもらいます。
当社では社員のスキルアップをサポートしていて、資格取得も積極的に奨励。受験費用も負担しています。ちなみに佐々木さんは清掃業界の国家資格「ビルクリーニング技能士」の1級を取得済み。資格を得ることが昇給・昇格にも繋がります。女性が多い職場ですから、パートでも産休育休が取得可能。家庭の事情によるお休みにも「お互い様！」でフォローし合っています。
次長代理／工藤宜江さん