働く主婦のリアルボイス｜スープカレー店のホールスタッフ【らっきょ札幌エスタ店】

インタビューしたのは／岡崎理沙さん（32歳）
ご主人と5歳の息子さん、3歳の娘さんの4人家族。子どもふたりが幼稚園に通っているため、下の娘さんが預かり保育可能な年齢になったタイミングで本格的に仕事復帰。今年の4月より、10：00〜14：00の時間帯に週3日ペースで働いている。

忙しいおかげで、あっという間に時間が過ぎます。
札幌駅直結のエスタ10階ということもあり、ランチの時間帯は運動会のような目まぐるしさ。息つくひまもないけれど、「もう帰る時間！？」と感じられる方が張り合いがありますし、時間があっという間に過ぎ去ります。働き始めた当初はお皿洗いからスタート。店が落ち着いた時間にホールに出ながら仕事に慣れていきました。具体的な業務としては、お客様の注文を取り、ライスを盛ってカレーを運んだり、会計をしたり、お皿を洗ったり。当日の仕込みの量次第では、農家さんから届いた野菜やキノコを切ったりすることもあります。私はゆで卵の殻むきが楽しくて大好きです。殻に穴を開けて、スプーンの柄をくるりと回し入れると、「つるっ」ときれいにむけるんです！エスタ店という場所柄、外国人旅行者の方も多くいらっしゃいます。そんな時は英語メニューを使ってコミュニケーションを取りますが、「このカレーとこのカレーは何が違うの？」というような込みいった話になってきたら、英語が話せるスタッフにバトンタッチしちゃいます。

昔できなかった接客が、今はできるように。
おかげさまで子どもたちは元気に幼稚園に通っており、今のところ子どもの都合で急なお休みをいただいたことはありません。でも、「そんな時はお休みして大丈夫」と言ってくださるので心強いですし、あらかじめシフトの希望さえ出せば、お休みしたい日はほぼ休めているので、本当に助かっています。接客業の経験があったとはいえ仕事のブランクは3〜4年ありましたから、仕事を終えて帰宅するとすっかり疲れ果てていました。最近ようやく体が慣れて、疲れを感じなくなってきましたね。
私自身が若かった頃の接客と今の接客で違うのは、お客様にお声かけできるようになったこと。若い時は、恥ずかしかったのか面倒くさかったのか、自分からお声かけできなかったのですが、今ではおすすめメニューなどを自然にお伝えできるようになりました。農家さんが育てた野菜の味を大事にするため食材カットから始める調理だったり、無添加スープを提供するための仕組みづくりに力を入れていたりと、店の姿勢がはっきりしている分、伝えられることも多いと感じます。また、私自身が子連れで飲食店に行った際に、子ども用エプロンを貸していただけるとうれしく感じるんですね。ですから私も、お客様が持参した子ども用エプロンを出す前に、お店のエプロンをお渡しするように心がけるようになりました。あらためて接客の仕事に就き、昔の自分との変化を感じながら、新しい職場で奮闘しているところです。