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私のシゴト探しSTORY 主婦の仕事探しにまつわるさまざまなストーリーをご紹介。私のシゴト探しSTORY【佐藤さんの場合】

2020年8月17日 公開

インタビューしたのは/佐藤巳土里さん(39歳)
ご主人と小学6年生の娘さん、小学4年生の娘さんとの4人家族。これまでは、接客業やIT系の会社、テレホンアポインターやコールセンターなどの電話業務を経験。現在は週4日間、10:00〜15:00の時間帯にコールセンターで働き、昨年からモデル事務所に所属したばかり。

怖いものがなくなったのはお母さんになってから。子育てに苦労した時間が、私を強くしてくれた。おかげで今、仕事や新しい挑戦とポジティブに向き合える。

仕事の経験が、次の仕事で役立っている気がします。
今は札幌のコールセンターで働いています。独身時代は、札幌と東京で接客業やIT系の会社でシステムをテストする仕事などをしていました。26歳の時に東京で結婚し、翌年に長女を出産。ふたりめの次女を妊娠中に地元・札幌へ戻ってきたんです。しばらくは子育てに専念していましたが、次女が3歳のときに仕事を再開。コールセンターの電話発信業務に就きました。それからは、いくつかの会社を転職しながらコールセンターで働いています。システムをテストする仕事で身に付いたパソコン作業はコールセンターで、コールセンターの督促対応で身に付いた電話対応の経験は債権回収業務で。思えば、ひとつの経験が次の仕事で役立っている気がします。電話の発信をするテレホンアポインターや受信するコールセンター、同僚が10人ほどの小さな職場もあれば部署がいくつもあるような大きな職場も経験しました。今はまだ子どもたちが小学生なので、仕事探しの条件は「時短勤務」と「家の近く」。コールセンターの仕事は、子どもの体調不良などによる急なお休みに対応していただきやすいことが主婦が働く際のメリットだと感じています。
たとえ電話口で怒っているお客様がいても、直接何かされるわけではありません。
一番長く携わってきた電話業務の内容はさまざまでした。自宅に不要品がないかお尋ねする発信や、契約した支払いの督促から債権回収の受信まで、ともすれば電話口のお客様に警戒されたり、ネガティブな内容を扱う業務を経験してきました。発信業務で心がけていたのは、最初に名前を名乗って明るい声で挨拶すること。内容を聞いていただく前に挨拶などでワンクッションおくと、警戒心を解いてくださると感じます。場合によっては、電話口で怒っているお客様もいらっしゃいます。言葉遣いが粗かったり乱暴なお客様は怒っていることが多いもの。そんな時は、まずお客様のお話しをとことん伺い、「そうだったんですね」といったん受け止めるようにしています。話すことでスッキリされるケースは結構あって、落ち着かれることも多いんです。なんといっても「電話」ですから、仮にとても怒っているお客様に当たったとしても目の前にいるわけではありません。危険なこともありませんから、最終的には何を言われても平気なんですよね。年齢を重ねるとメンタルが強くなるのかも…。今、働いているコールセンターは職場環境にとても恵まれていて、気づけば働きはじめて3年が経ちました。コロナ禍では、会社からマスクが支給されたほか、フロアをふたつに分けて人の行き来を制限することで接する人数を減らすといった感染対策をしていたので、不安を感じることはありませんでした。
これまでの経験から、私自身が職場に対して不満を持つのは、改善すべき点やおかしな点を放置したままにすることなんですね。なにも変えるつもりがない職場だと「もう辞めたい…」って思うのですが、今の職場は前向きに改善されるのでモヤモヤすることがひとつもないんです。あと就職活動をする際は、面接時に会社を見ることが大切かなと思います。実際に現場を見ると、どんな会社かイメージできたり、自分が働けそうか判断できる気がします。
単調な生活に変化をつけたくて、モデル事務所に所属。
昨年、初めてモデル事務所に所属しました。きっかけは、1年経つのが早く感じるようになったことでした。「同じことを繰り返しているから時間が早く過ぎるのかな?」と考えて、新しいことに挑戦してみたら審査に通って事務所に所属することができたんです。サロンモデルの経験はありましたが、「生活に変化をつけたい」という思いからの初挑戦でした。エントリー、書類選考、オーディションという流れで各お仕事の審査は進むのですが、まだオーディションに受かったことはありません。でも、落ちたとしても現場に行っただけで華やかな気持ちになれるんです。ワンステップでも通過したらうれしいですし、オーディションに落ちたら「次、またがんばろう」と対策が考えられる。以前と時間の経ち方は変わりませんが、生活にうるおいがプラスされた気がします。今でこそポジティブに物ごとを考えられるようになった私ですが、もともとそういう性格だったわけではありません。2歳違いの子どもたちの育児があまりにも大変だった時期があったんです。長女のイヤイヤ期と、母乳しか飲まない次女の授乳に明け暮れる時期が重なり、1分1秒も時間がなかった経験を経て、ちょっとやそっとのことはなんとも思わなくなったんですね。あの頃はお化粧もしていませんでしたから、もともとファッションが好きな私にとっては、好きな服を着て外に出られること、行き先がたとえ会社だけだったとしも気持ちが上向くんです。娘たちとは仕事のおもしろネタで笑い合ったり、「書類選考に受かったよ」なんて話もよくしますし、「いつかママもオーディションに受かったらいいな」と応援してくれています。今しばらくは、このペースでいくつもり。娘たちが高校生くらいになるまでは、ゆっくりと将来のことを考えたいなと思います。

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