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私のシゴト探しSTORY 主婦の仕事探しにまつわるさまざまなストーリーをご紹介。私のシゴト探しSTORY【川上さんの場合】

2020年5月18日 公開

インタビューしたのは/川上友規子さん(43歳)
ご主人と、小学校4年の娘さんと小学校1年の息子さんとの4人家族。子連れのお客様が多いカフェで働いたのち、株式会社アクアテックで港湾関係の土木図面をデータに起こす仕事に転職。平日のみ週4日、9:00〜16:00までパート勤務中。

興味のあることを軸にして見つけたのは、港湾の土木図面をデータに起こす仕事。

0歳の子どもをおんぶしながら仕事復帰。
大学時代は建築科で構造計算について研究し、卒業後は窓のサッシを設計する仕事に就きました。結婚して横浜に引っ越したこともあり、派遣会社に登録して携帯基地局の図面を作成する仕事などを経験。上の娘を出産するタイミングで仕事を辞めたのですが、娘が6カ月くらいの頃だったでしょうか、友達が子連れで働ける子ども服店の仕事を見つけて「一緒にやらない?」と声をかけてくれたんです。「それなら!」と、0歳児をおんぶしながら働き始めましたが、子連れの仕事はなかなか大変。おんぶできる頃は良いのですが、動き回るようになるとまったく目が離せません。子育てに理解のある方ばかりの環境でしたが、お店が閉店することになったこと、主人の実家のある札幌に戻ることなどが重なり、家族で引っ越すことになりました。札幌に戻ってからはしばらくゆっくりしていましたが、下の息子が1歳になった頃、家探しの相談会に出かけたんですね。会場になっていたカフェで見つけたのが、10:00〜14:00までの店員の募集。「この時間帯なら、子どもを一時保育で預けられるかもしれない!」と思い立ち、子どもの預け先を急いで探してやってみることにしたんです。最初は短時間から始めましたが、次第にスタッフを取りまとめる立場になったこともあり、勤務時間を延ばしていきました。接客の仕事はとても楽しいものでしたが、当時から「いつか正社員として建築関連の仕事につけたら」という希望を持っていたんです。10年以上ある業界のブランクが不安だったので、なるべくその不安を埋められるように、そして仕事を通して最近の業界のことを勉強できるような求人がないかなと考え始めて。そんな事を考えていた頃にカフェが閉店することになり、本格的に仕事探しをスタート。9:00〜16:00頃の勤務、土日祝日はお休み、家の近くという条件に加え、「仕事と子育ての両立に理解のある会社」を探しました。そこで巡り合ったのが、今働いている「株式会社アクアテック」だったんです。
業界のブランクを埋めたくて見つけた土木の仕事。
面接なんて久しぶりでしたし、面接官が3名ほどいらしたのでものすごい緊張したことを覚えています。前に働いていたカフェがイベントをする時だけお手伝いすることになっていたので、面接時にその事を伝えたうえで採用していただけることになりました。ですから、最初の2カ月ほどはダブルワークの状態だったんです。担当しているのは、港湾関連の紙の図面をデータにしたり、写真から図面データを起こしてシステムに落とし込む仕事です。アナログの資料をデータ化してシステムに落とし込むことで、ポチっとしたら図面がでてくるようなイメージですね。昔勉強していたのは建築でしたから、土木の図面は初めて。勉強、勉強の毎日ですが、わからないことはどんどん聞いて教えていただいてます。ワード、エクセル、フォトショップ、イラストレーターなどの基本操作が必要ななので、「パソコンは絶対無理!」といったアレルギーがあると難しいかもしれませんが、興味さえあればできる仕事ではないでしょうか。また、自分で考えて設計するわけではなく、存在するものをトレースする仕事なので、やり方さえ覚えれば専門知識がなくても大丈夫かなと思います。土木系の知識があって、子育てなどの理由で仕事から遠ざかっている主婦の方がいらしたら、まさにぴったり!私自身は建築や設計が好きかどうかはわからないのですが、折り込みチラシに図面が書かれていると見入ってしまいますし、「0か1」のように答えがあるものが好きな理系思考。仕事しながら新たに勉強できることも含めて、今の仕事にとても満足しています。
子育てに理解がある職場に助けられています。
子どもがいる方が少ない職場なのですが、子どもがインフルエンザに罹ってしまった時の急な休みなどにも対応してくださるのでとても心強いです。職種によっては自分が休む代わりのスタッフを探す必要がありますが、今の職場では誰かが仕事を引き継いでくれたり、自分で勤務日をやりくりできるんです。会社に相談して仕事に支障さえなければ、今週は週3日しか働けないから来週は週5日勤務にしようといった具合ですね。繁忙期に定時で帰る事に心苦しさもありますが、そこは仕方がないと割り切って。むしろ子どもを気遣って、帰り支度を促してくれたりするほどですからありがたいです。私は早めに仕事を切り上げてしまうので、飲み会などは会社の方と交流できる良い機会。「自分の仕事を理解するために、最終形も見せてほしい」といった要望を伝えるチャンスでもありますし、もともと飲み会が好きっていうのもあります(笑)。働き始めて、丸1年ほど。まだ下の息子が小さいので、もう少しこのペースで働いていけたらうれしいです。1年契約ですから先はわかりませんが、子どもの成長とともに勤務時間を伸ばしていけることが理想です!

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