しゅふきたが応援する「サフィルヴァ北海道」ってどんなチーム？選手2人にインタビューしました！

2022年6月13日公開

しゅふきたは札幌を拠点に活動するバレーボールチーム、サフィルヴァ北海道の理念「スポーツで笑顔の輪を」に賛同し、スポンサー活動を行っています。今回は前キャプテンであり、現在はコーチも兼務する青島賢司選手と、現役大学生セッターの谷越陽介選手にインタビュー。チームの魅力、バレーボールの見どころについて語っていただきました。

まずはチームについて教えてください。

青島（以下敬称略） 1999年に発足したフットサルチームが前身の総合型地域スポーツクラブです。法人化や障がい者スポーツ部門の設立を経て、2018-2019シーズンでの新生V.LEAGUE発足に合わせ、僕たちの所属するバレーボール部門が本格始動しました。

谷越 V.LEAGUEは成績順にV1、V2、V3と分かれており、サフィルヴァはV3からスタートして2020-2021シーズンにV2へと昇格。今シーズン最終成績はV2リーグ15位中5位でした。目指すは2025年までの日本一です。今シーズンはV1昇格を目標に掲げて日々練習に励んでいます。

チームの特徴は？

青島 V.LEAGUEには実業団（企業や組合の従業員によるチーム）も多い中、サフィルヴァは地域の企業・団体や市民の皆さん一人ひとりからの支援を頂いて運営しているんです。私たちもその恩返しとして地域活性化に貢献する活動を行い、互いに地域を盛り上げる関係を目指しています。

谷越 2019年に経営業務提携を結ぶ株式会社サフィルヴァが立ち上げられ、現役東大生の三木智弘が代表取締役に就任しました。ITベンチャー企業のように柔軟で斬新な発想でチーム運営に取り組んでいます。最近はメッセージアプリでファンクラブに入会できる仕組みや、専用アプリを使って選手を応援するシステムを確立。ファンと一帯となって経営できる「クラブ経営3.0」という指針で全国から注目を集めています。

バレーボールの魅力って？

青島ドリブルのあるバスケやサッカーとは違い、バレーはボールに触れる時間がほんの一瞬。わずかな時間で勝負が決まるんです。得点板の数字が次々と変わるスピード感こそ、最大の魅力ですね。

谷越身長180〜190センチと大柄な選手が多く、ダイナミックな動きや迫力を間近で感じられるのもバレーならでは。ぜひ生であのスピード感、臨場感、音など五感で味わって欲しいです。

選手はどんな方が多いですか？

青島谷越のような学生や専属選手も在籍していますが、僕も含めほとんどがサラリーマンです。みんな仕事が終わった後の7時半前後から、札幌市内の体育館で練習しています。

谷越社会人スポーツはモチベーションを保つのが難しいのが現状なんです。でもウチはみんなの熱量が高くて、呼びかけをしなくても自然とみんな集まっていますね。

青島僕も含め、それぞれの選手が勤務先から理解を頂いてる事もありがたいと感じています。

年々、知名度や人気が上がっていますね

青島この1、2年の盛り上がり方は全国トップレベルではないかと思います。最初なんて、試合には知人や家族数人が観客席に座っているだけでしたからね（笑）

谷越ホームゲームは本当に力がもらえますよね。どんなに激しくプレーしていても、不思議と皆さんの声援が聞こえるんですよ。

「しゅふきた」読者の皆さんにひと言！

青島僕自身も一児の父で、仕事とバレーと両立しながら子育てに励んでいます。どんな立場の人でも、非日常を味わえる事こそスポーツの力。僕らの活動が家事や育児のための原動力となってくれたら嬉しいです。気軽に試合へ来ていただいて、この魅力を体感して欲しいですね。

谷越サフィルヴァはまだまだ小さなチームですし、選手もサラリーマンだったり子育て中のパパだったりと、皆さんと同じ立場の選手ばかり。だからこそ、身近に感じてもらえるのではないかと思います。あ、あとカッコイイ選手が多いですよ。いや、ウチのチーム以外でも（笑）。

青島賢司選手
1988年札幌市生まれ。札幌藻岩高校、福島大学で活躍。社会人となり北海道クラブバレーボール連盟に所属後、2019年にチーム加入。2021‐2022シーズンまでキャプテンを務めた。小学校教師で1児の父。
谷越陽介選手
1998年千歳市生まれ。とわの森三愛高校、日本大学（東京）ではチーム主将を務める。サフィルヴァ北海道へは2021年加入。現在は教員免許取得のため北翔大学に復学し、チームではセッターとして活躍している。