
▲南区中ノ沢にある自宅兼アトリエ。木々の間からは時折リスも顔を見せるそうです。
ーネイティブフラワーに特化したのはなぜだったんですか
実は最初は「ハイジガーデン」という屋号で、一般的なフラワーアレンジメントをしていたんです。だけど市場に出入りしているうちにネイティブフラワーを見かけるようになって、それがすごく個性的で可愛いなって思うようになって。自分の手でアレンジしているうちにどんどん魅了されて、独立してから3年ほどで屋号を変えてネイティブフラワーに特化することにしました。
ーあまり見ないですが、どこのお花のなんでしょうか?
オーストラリアや南アフリカ等、南半球が原産の花や植物です。厳しい環境で育つからこそ生命力が強いのが特徴で、中には山火事が起きた時に種を自分の力で飛ばして、おさまった後に焼け跡から再び繁殖する…なんて品種もあるんです。その力強い存在感やストーリー性に強く心を打たれました。
ー鹿の角を使っているのも特徴ですよね
実はお花とは全く関係のないところで偶然出合いました。ペット関係のイベント会場で、鹿を利用した犬のおやつやオモチャを販売している方がいて、ブースに飾りとして鹿の角が置いてあったんです。興味本位で色々と聞いてみたら、その方が「使ってみる?」と3本ぐらい下さって。聞けば、駆除した鹿肉は食肉やペットフードとしての活用されていますが、角は活用方法が限られているそうなんですね。であれば私が有効活用したいなと思って。今は定期的に猟師さん達から買い取っています。
ー花と組み合わさると、より力強い生命力を感じますね
まるで彫刻やアートみたいな存在感がありますし、風水的にも金運が向上すると言われていますので、オフィスやお店に飾るにはピッタリなんです。道外では珍しいからか、東京の方からご注文を頂ける機会も多いんですよ。