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○○ママの好きなこと・大切なこと 妊娠をきっかけに食生活が激変!「MISO育」で食の大切さを伝えたい|わかい えりさん

2025年11月11日 公開

食育インストラクター/「MISO育」主宰
わかい えりさん

味噌の素晴らしさを伝えるため「MISO育」を立ち上げた食育インストラクターわかい えりさん。プライベートでは9歳と6歳の姉妹のママで、この秋には第三子も出産予定です。「MISO育」をはじめたきっかけや、食生活を整えることで起きた変化、これからの夢を伺いました。

Contents

1.妊娠糖尿病が、食生活を見直すきっかけに
2.朝食と夕食の献立をチェンジ!?
3.美味しい味噌が、心も体もしあわせに
4.開業への夢を現実にしたい!

妊娠糖尿病が、食生活を見直すきっかけに

ーいつから食に興味が?
祖父母が農家をしていたので、野菜や果物は小さな頃から身近な存在でした。小学校に入る前から畑を手伝ったり、お腹が空いたらを果物やトマトを採って食べたりしていたので、他の人よりは食に興味を持つのが早かったかもしれませんね。
本格的に食と健康に目覚めたのは、2019年に次女を妊娠した時に妊娠糖尿病と診断されたことがきっかけです。

ー長女のときは妊娠糖尿病には?
診断されなかったんですよね。だから尚更、びっくりしてしまって。しかも、私を担当した栄養士さんがとても厳しい方で、栄養管理をかなり細かく指導されたんですね。私と赤ちゃんを思って厳しくしているのだと理解はしていたんですが…。

ー妊娠中は食欲をコントロールするのも難しいですしね
「産後の妊娠糖尿病検査で問題ないと言われたら、好きなものを食べよう!」と、産むまでずっと思っていました(笑)。でも実際に次女を産んで、検査で異常なしと言われた時に「健康でいないと好きな物も食べられない。そのためには毎日の食事を大事にしなきゃ」と考え方が変わったんです。

朝食と夕食の献立をチェンジ!?

ー面白さというと?
私、元々とても身体が弱かったんです。風邪もひきやすかったし、実家を出てからは肌荒れもひどかったんですよね。大学卒業後に看護師になったんですが、その時は症状が出たら薬を飲むという考えしかなくて、体質改善なんて考えたこともなかったんです。食事も妊娠糖尿病と診断される前は、朝食に食パンのみという生活だったから…。だから診断を機に食事に気を付けるようになってからは、驚くほど身体の調子が良くなったんですよね。

ー何を変えてみたのでしょうか?
いろいろと勉強した結果…朝食と夕食の献立を交換することにしたんです。

ー交換…ですか!?
一般的に朝食は軽く、夕食はボリュームがあることが多いじゃないですか。逆に朝食にボリュームがある食事を持ってきて、夕食は白米と味噌汁に、少しのおかずくらいにしたんです。家族たちは最初はブーイングでしたが、1週間くらい経つと「こっちの方がいい」となりました(笑)。夕食を減らすことで、寝ている間消化に力を使わず、胃腸の負担が少なくなるんですよね。身体が睡眠へエネルギーを使えるようになり、朝スッキリ起きることができると家族も体感したみたいです。

美味しい味噌が心も体もしあわせに

▲わかいさん手作りの麹(ご提供写真)

ー食生活を変えて、他にも家族に変化が?
長女が風邪を引かなくなりました!食生活を変える前は、体調を崩して、楽しみにしていたお出かけもキャンセル…なんてことがよくあって。私もよく風邪をもらって、子どもよりも寝込むことがあったんですが、それも減りました。次女はお腹の中にいた時から食生活が整っていたので、産まれた時から元気です(笑)。

ーすごい!
ただ、毎食味噌汁を飲むようになって、味噌の消費がすごいことに(笑)。家庭用サイズの味噌をひとつ買っても、1週間でなくなるようになっていたので「自分で味噌を作れないかな」と思うようになっていったんです。

ーついに味噌の登場ですね
ちょうどその頃、手稲区にある味噌屋さんで、手作り味噌の作り方を教えてくれると知り、参加してみたんです。やってみると、自分で作った味噌はやっぱり美味しいですし、作るのもすごく楽しくて、見事にハマってしまいました。そのうちに味噌作りに必要な材料の麹にも興味が出てきて、作り方を学び、民間資格の「初級麹士」を取得。今は自分で麹も作っています。温度管理は大変ですが、麹を作っているというよりは、育てている感覚でとても可愛いんですよ。

▲MISO育イベントの様子(ご提供写真)

開業への夢を現実にしたい!

ーそれで「MISO育」を始めようと
実は最初は、味噌屋を始めたかったんです。でも資金も場所もなくて、難しいなと思っていたら、夫に「まずはできることをやってみたら?」と言われて。味噌の素晴らしさを知ってもらうことから始めようと2025年の1月に活動をスタートさせました。「MISO育」という名前も自分で考えて、食育講座や味噌づくりのワークショップを開催。「食育かるた」のイベントも一緒に行って、その時は40名ほど集まってくれたんです。

ーうれしいですね!
子どもも大人も「味噌作りって楽しいね」と目を輝かせている様子を見て、私もやってよかったなと思いました。本当はこのままイベントを続けていきたいのですが、11月に第三子を出産予定なので、一旦お休みとなりそうです。だけど、来年のイベント予定もすでに入っているので、早めに体調を整えて復帰したいですね。

ー最後に、これからの夢を教えてもらえますか?
味噌屋を2年後にオープンさせたいです!味噌を作って販売して、教室もできたらいいな。作った味噌を商品化して、マルシェやお店などに置いてもらえるような形にもしてみたいですね。

ーありがとうございました!

食育インストラクター/「MISO育」主宰
わかい えりさん

Instagram:@misoiku.eri