実は…法律上の明確な違いはありません。
働き方を定めた「パートタイム・有期雇用労働法」では、パートもアルバイトも区別せず、「同じ職場の正社員より、1週間に働く時間が短い人」とまとめて位置づけています。呼び名が違っても、法律の上では同じ「短時間で働く人」という扱いです。
では、なぜ使い分けられているのか。これは、募集する会社が「どんな人に来てほしいか」を伝わりやすくするために言葉を選んでいるというケースが多いでしょう。たとえば「平日昼間に2〜3時間だけ」という募集は、同じ条件でも「パート」と書かれていることが多く、それを見た人も「これは自分向けかも」と感じやすくなりますよね。
それぞれの語源をたどると、イメージが湧きやすい!?
パートとアルバイトは言葉の出どころが異なります。パートは英語の「Part-timer(パートタイマー)」が元で、短い時間で働く人を指す呼び名として広まりました。かつてある百貨店が「パートタイム」で人を募集したことがきっかけで定着し、やがて子育ての合間に働く主婦(主夫)のイメージとともに使われるようになったといわれています。
一方のアルバイトは、ドイツ語で「働くこと」を意味する「Arbeit」が語源です。もともと学生が学業のかたわらに収入を得る仕事を指していたことから、現在も学生やフリーターなど若年層を想定して使われることが多くなっています。