しゅふきたアプリアイコン

主婦(夫)の働くをもっと応援

しゅふきたアプリ

しゅふきたは主婦の「働く」を応援する北海道の求人情報サイト

設定

○○ママの好きなこと・大切なこと 健康の輪が広がることを信じて。信念を元に奮闘する看護師ママ。

2024年10月22日 公開 / 2024年10月23日 更新

ワーママ看護師 ふじい ちひろさん

ふじいちひろさんは、6歳と3歳の息子たちを育てながら、看護師として働いています。その傍ら「食事を通して健康を守りたい」と、SNSで米麹を使用した料理レシピなどを日々発信。仕事と子育てに多忙な毎日を送る中で、SNSで発信しようと思ったきっかけや、モチベーションを保てる理由などを伺いました。

Contents

1.母の言葉で、看護師の道へ。
2.患者さんの退院後が気になるように。
3.米麹が、目指す未来に近づけてくれた。
4.ママの健康は、家族の健康に繋がる。

母の言葉で、看護師の道へ。


ー看護師になろうと思ったのは、いつごろですか?

高校生の時ですね。母が、私の性格を見て「看護師に向いていると思う」と勧めてきたんです。私も、小さい頃から人と話すことが好きだったので、自分でも向いているかもしれないと思い、志しました。
ー看護の勉強は大変そうなイメージがありますが...。
大変ですけど、苦にならなかったです。性格的にひとつのことを始めるとずっと続けられるタイプだったので、始めればのめり込んでいけました(笑)。だけど、看護資格取得の時は人生で一番勉強したと言い切れるほど、勉強しましたね。その時は大変でした。
ー就職はどちらに?
札幌市内にある総合病院に新卒で就職しました。基本が学べて教育もしっかりしている点を重視して決めましたね。入職後、3年目くらいまでは現場で役に立てないことがつらくて、仕事に行きたくないと思ってしまうほど、追いつめられてしまう時期もありました。
ーそれはつらいですね。
でも3年目以降は知識もつき、仕事が充実していると感じるようになりましたね。ちょうどその頃に、夫からプロポーズされて結婚しました。

患者さんの退院後が気になるように。


ーご結婚後、お仕事は?

続けました。産後復帰する先輩たちが多かったので、結婚して出産した後も続けることがイメージしやすい職場だったんです。その後、2018年に長男を出産しましたが、翌年保育園に入ったタイミングで復職しました。
ー初めての子育てと仕事の両立はいかがでしたか?
職場が周囲とフォローし合う体制だったので、両立が辛いというのはなかったです。むしろ、在籍年数を重ねたことで、頼れる先輩や慕ってくれる後輩がいるポジションになっていたので、楽しいと感じることが多かったですね。あと、少し心の余裕ができたからか、患者さんの退院後の生活にも興味を持つようになりました。
ーそれはどういったことですか?
退院後の生活を見据えて、看護していきたいと思うようになっていたんです。「薬を飲んで治す」だけじゃなく、再発を防ぐことや健康であるための身体づくりなどにも興味がでてきたんですよね。

ー確かに、それができたらいいですよね。

そういった心がけをしながら看護を続けていく中で、次男を妊娠しました。2020年のコロナ禍での出産だったのですが、私の心境の変化とある食品に出会ったのもこの頃です。

米麹が、目指す未来に近づけてくれた。

ーなにがあったのですか?
育休取得時が、新型コロナウィルスが大流行していてステイホームの時期だったんです。この頃に「家族の健康のために何かしたい」と思い、いろいろ食事について勉強したり情報収集をしていました。その時にたまたま、スーパーで売っている市販の塩麹を買ってみたんです。

▲こちらが食材に混ぜる前の米麹。米麹とは、蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。塩を始め様々な食材と米麹を合わせて発酵させることで、食材の味の変化や体内での消化を良くしてくれるなどの働きがあります。

▲ふじいさんおすすめの自家製「発酵あんこ」。煮た小豆と米麹を合わせて発酵させ、上からきな粉をかけるだけで美味しいスイーツに。他にも麹の活用法として「温野菜に塩麹を合わせるだけで、時短で簡単に夕食の一品が作れますよ」と教えてくれました。


ーボトルで販売しているタイプのものを見たことがあります。

塩麹を食べてみたら、シンプルに美味しかったんです。なので、最初は健康に良いからという理由ではなく、味が美味しくてハマったんですよね。それからは改めて米麹の効能を学び、実験のように「この米麹と食材を混ぜ合わせたら美味しいかな?」と、家で色々組み合わせて楽しむようになりました。

ー一度始めると、ずっと続けられるタイプとおっしゃっていましたもんね。

本当にその通りで(笑)。家族からも米麹を使った料理は好評でした。復職後に、せっかくだったら、美味しかった米麹レシピを発信しようとSNSを始めたんです。料理好きな方や健康に興味がある方たちから反響があったのが嬉しく、今も朝早く起きて自分の時間を確保し、発信を続けています。

ーすごく努力されているんですね。

自分が好きで始めたことなので、楽しいですよ。私、実は最近別の病院に転職したんです。新卒から12年間総合病院にはお世話になったので、離れるのは寂しい部分もあったのですが...。今の病院は消化器系のクリニックなので、病気の早期発見や予防にも貢献できそうと思い、自分がやりたいと思っている分野にちょうどマッチしたんですよね。

ママの健康は、家族の健康に繋がる。


ー自分の進みたい方向に進んでいますね!

方向性を探っている途中です。患者さんや家族のためにと思って、健康について考え始めましたが、今は「ママたちのために」という気持ちも強くなってきています。ママはどうしても家族を優先してしまうので、自分を後回しにしがち...でも、ママが笑顔で元気じゃないと、家族も元気じゃなくなってしまうんですよね。
ーそうですよね。
なので、私が繋がったママたちから、その家族に健康の輪が広がって行ってくれるといいなと思っています。2024年の8月からスタートした「腸活ヨガ&ダンス」というイベントも、ママたちが学びながらコミュニケーションがとれる場所をつくりたいという想いもあり始めました。
ー活動のモチベーションになっているものは、なんですか?
「子どもたちに健康な大人になってほしい」と思っているんです。そのためには、自分たちや身近な人の健康を守ることで、巡り巡って子どもたちの健康、良い未来に繋がるんじゃないかと思い、活動しています。
ー素敵なママです。
いえ、普通のママですよ。子どもたちに怒鳴ったりもしますし。兄弟で騒いでいて「近所迷惑でしょ!」って怒る私の声が一番うるさい気がしていますが(笑)。でもそうやって、毎日元気に楽しく家族で過ごしていけたらと思います。

ーありがとうございました!

ワーママ看護師
ふじい ちひろさん

instagram:@4jiokiwaamamachihiro